ブロッケン山のおこめつぶ

インスタント旅行。

そろそろ夏も終わりですね。


今年も海
海2016夏
へ行けませんでした。
(画像はダンナが撮って来た江ノ島です…トホホ)


海どころか、
最近行ったといえば病院マッサージばかり…

それから、精をつけねばと

宮川学芸大学の
宮川さんに

うな重2016
 うなぎを食べに
 行ったぐらいで。



去年の夏に比べれば、体調も多少はマシな気がしますが、
自分がこの状態に慣れただけかもしれません。
依然として半病人


猛暑のなか、イベントに旅行にと、
あちこち飛び回られている周囲の皆さんから、
ただただ、お便りやお土産をせしめる、うらぶれた夏でした。

 パイナップルケーキ
↑こちらはめいりんさんからの台湾土産、パイナップルケーキ。
いつもどうもすいません…


はんこ活動も、在庫の補充をする程度で、いまいち停滞気味。
はんこ補充
細かい手作業、どうもあんまり心臓によくないみたいで…
軽く袋小路であります。

そういえばリオ・オリンピックも
「始まった」、「終った」以外、全部スルーでした。
っていうか、地球の地軸がずれてるほうがよっぽど気になって。
今、いったい地球になにが起こっているのでしょうか!?
ああ、気になる。
〈 What's happening to 地軸? 〉はんこ、彫るべきかしら…


暗いことばっかりですいません。
でも、世の中絶好調の方ばかりじゃなくて、
なかにはこんな人もいないと。



さて、地味な療養生活も長くなると、ブログのネタにも困ります。
ほんと、毎日なんのトピックもないもんで。
そうなると話題は、
書き出すと止まらないので、普段は自主規制している
インスタント旅行(=映画)のほうへ。

最近心に残った2時間旅の土産話でも。


現在公開中の『シング・ストリート 未来へのうた』で、
80年代半ばのダブリンへ行ってきました。

シングストリート
↑アナログスタイルの凝ったパンフ。使用後(左)←使用前(右)
見よ、このロバくんヘアーにおかん(多分)のレインコート!

大不況まっただなかのダブリン、父親は失業中、母親は浮気中で、
家庭も崩壊まっただなかの高校生コナーが、
年上の女の子の気をひきたくて、
やけくその見切り発車でバンドを始める青春ストーリー。
時は80年代、すぐお隣のイギリスでは、
当時、第2次ブリティッシュ・インベージョンと呼ばれた、U.K.ニュー・ウェイヴ、
ニューロマンティクスの人気が爆発的に世界に広がっている時代。
女の子きっかけとはいえ、ロック通の兄キの厳しい指導や、
実は案外精鋭ぞろいのメンバーに助けられて、
バンドは予想外にスピード展開、みんなの大きな希望になっていくのです。

もちろんアイルランドの緑と白、港や岸壁の景色も素敵ですが、
デュランデュラン→スパンダー・バレエ→ザ・キュアーと、
もろ見たまんまでヴィジュアルのステージを上げて行く主人公たちのファッション、
楽曲アレンジやバンド演奏の成長ぶりを、
テンポよく細やかに見せて行く話運びは、
さすが『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』のジョン・カーニー監督作品。
80年代当時を知る世代にはそのまんま笑え、
知らない世代も、恋あり、音楽ありの
無鉄砲な青春物語で楽しませてくれます。
元ミュージシャンで、音楽映画を撮り続けているカーニー監督、
前2作以上にストレートに楽しめる内容に、
「これはやったな」と思っていたら、
早くも『スパイナル・タップ』や『コミットメンツ』
『あの頃ペニー・レインと』といった
〈 架空のバンドもの映画 〉の傑作に仲間入りしてるんですってね。
それも納得。いい旅でした!



それから、こちらは9月10日から公開の作品ですが、
運よく先に観られる機会がありました。
グッバイサマー
『グッパイ、サマー』ではフランス、
ヴェルサイユからディジョンまでの田舎道を、
ヘンテコな車で中学生2人とドライヴでした。


チビで華奢、14歳なのに女の子と間違われてしまうダニエルと、
機械いじりが趣味の風変わりな転校生テオ。
クラスで浮いてる二人がひょんなことから親しくなり、
夏休みにはハンドメイドの偽装車(!?)で、
家族にウソをついてこっそり大冒険へ!

ミシェル・ゴンドリー監督最新作ということで、
楽しみにされてる方も多いかと思います。
個人的にゴンドリー監督は、作品によって楽しめたり、そうでもなかったり、
波があるので、期待値はそんなに高くなかったのですが、
実は今回「まさにこういうのが観たかったんですよ、監督!」と
ハグしたくなるほどに素敵な映画でした!

というのも、
いち映画ファンおこめつぶの脳内ビデオレンタル屋には、
〈ラブコメ〉〈ミステリー〉〈アクション〉みたいな感じで
〈フランスの子供映画〉というコーナーが、勝手にありまして。
そのコーナーには、
子供が主人公のフランス映画だったらなんでもあるわけではなくて。
ジャン・ヴィゴの『新学期・操行ゼロ』に始まり、
アルベール・ラモリスの『赤い風船』や『白い馬』、
『地下鉄のザジ』『好奇心』『さよなら、子供たち』のようなルイ・マル作品、
そしてもちろんイヴ・ロベールの『わんぱく戦争』といったような、
大人から見ると、何をしでかすかわからない、
どうにも手に負えない悪ガキ作品ばかり集まってます。
(もちろん他にもたくさんありますが、個人の趣味度が高いものを挙げてます)

フランス以外にも、世界中に秀逸な子供映画はたくさんありますけど。
でも、なんでしょう?
あの、フランスのそういった映画に漂う、独特の優雅さやリリシズム。
作っている大人も子供パワー全開でありながら、
よくもあしくも自由で純粋な子供世界への、
驚きと共感が同時に伝わって来るような…。

この映画も、
なんだか知らないけど、なにかと格闘している主人公二人の、
時にチラ見えるちがったタイプの繊細さや、
つぶやきが余韻を残す切ない幕切れがたまらなかったです。
おこめつぶの偏った〈フランスの子供映画〉コーナーに、
ゴンドリー監督の『グッバイ、サマー』、文句無し新入荷。


考えてみたらこの監督、MTV出身でカルチャー寄りの、
オシャレ映画のイメージが強い方ですが、
これまでずっと、大人になりきれなかったり、
特になる気もなかったりする、フワフワした人たちのお話を、
イマジネーション豊かにユーモラスに描き続けて来てますよね。
そう思うと、いつか抜群な子供映画を撮るのは、必然だったような気もします。
『エターナル・サンシャイン』や『ムード・インディゴ』もよいですが、
ぜひまたこんな、愉快なインスタント旅、させてください!


と、いろいろ観たなかで、
気持アップリフティングな2時間旅を2本ご紹介でした。
(あくまでもいち映画ファンの感想ですので、固有名詞の誤表記、内容の記憶ちがいなど
 あった場合は、笑って許してくださいね。)



が、今おこめつぶは、
気を引き締めて、新たなインスタント旅の準備へ。

9月ついに、70年代初頭、激動のチリへ飛びます。

チリの闘い

昨年、日本でも最近作が2本劇場公開された
パトリシオ・グスマン監督の、
史上最高のドキュメンタリーと言われる作品。
『チリの闘い』3部作、計4時間を超える、
チリが経験した政治的危機の記録の集大成です。


長い、過酷な旅となりそうです。
でも、行ってきます。


無事に戻って来れるのか、私?
(ドキュメンタリーの場合、
 ヘタすると2〜3ヶ月気持が行ったまんまのことも…)



いただいたコメントへのお返事は、少し時間がかかるかもしれません。

それでも、出来る限りちゃんとお返事したいと思っておりますので、ご容赦ください。

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