ブロッケン山のおこめつぶ

その後のおこめつぶ

はっ!!

スキヤキ

昼間っからすき焼きをグツグツやってて、思い出しました。
ブログ、やってましたね、私。
切手連載終了で燃え尽きてたようです。
皆様、ご無沙汰しておりました。


とはいえ、
その後、特になにかあるわけでもなく日々は過ぎておりますが、
放置庭では日々いろいろ起こっている模様。

すずらん シャガ

タイム
スズラン、シャガ、
タイム
いろんなお花が
咲いては散り、


ヤマアジサイ
 今はヤマアジサイ、
 ヒメヒオウギ、
 モミジバ
 ゼラニウム等が
 咲いております。

ヒメヒオウギ モミジバゼラニウム

なにぶん放置なので、
ワイドでお見せできないのが残念。

カナヘビが出て来てこんにちは。
カナヘビ
(関東圏では「カナヘビ」じゃないかもしれません。
 ご存知の方、この子の関東名を教えて下さーい)

ヤモリ一家は、今年はまだ顔を出しません。


オリーブつぼみ

鉢植えのオリーブが、
初めてつぼみをつけました。
この後どうなるのか、
見たことないのでドキドキです。





はんこと切手雑貨〈Krabat〉(クラバート)のほうはというと、
ほぼ開店休業中、と見せかけて、
めいりんさんのご厚意で作品を置かせていただく
6月のブライス・コンベンションに向けて、
作業は激しく進行中。


いつも北欧イベントでご好評をいただいているセットはんこ箱
雪の結晶セットとスクロールセットがほぼ完成しました。
セットはんこ途中

実はもうひとつ、ロックアート(古代岩絵)セットも只今製作中。


平行して、切手標本箱、大量に製作中です。
標本途中

標本箱、1年半ぶりぐらいで作っているので、
なにをどういう手順でやるんだったか、おっかなびっくりです。


当初の製作予定から大幅に遅れて、
まだ手をつけていないものも…。
あと何をどれぐらい作れるのでしょうか?
マッチ箱ドールハウスはなんとしても出したいのですが…苦苦苦


次回STAMP×STAMPワークショップに向けて、
構想も練らないといけない時期ですね。
すき焼き食ったら、考えましょう。




あ、そうそう、
会期もすっかり終盤になってしまいましたが、
先日、萩尾望都先生の『SF原画展』を観に、
数年ぶりに吉祥寺へ行ってきました。
ハンドメイド雑貨に手を染めている人間としてどうかと思いますが、
横浜から中央線方向へはなかなか足が向きませんで。

 萩尾氏SF展

萩尾先生のSF原画の数々を、入場料100円で観られたのは、
素晴らしい出来事でした。
実際はSF作品よりもポーやらトーマやらに夢中な子供ではありましたが。
懐かしさもさることながら、
今観ると、20世紀初頭の海外挿絵本にも負けてない、
大胆な構図、美しい色彩、幻想味。

「ああ、アーシュラ・K・ルグインの『闇の左手』を、
 いつの日かモトさまの漫画で読みたいものだなあ」とため息。

贅沢過ぎる夢でありますかね。



絵画鑑賞の後は、
都会のオアシス、純喫茶で一休み。
オシャレショップのひしめく大正通りの古いビルにひっそりとありました。
喫茶ロゼ
ロゼ1ロゼ2

「営業中」の位置、高っ!

隠れ家というより、屋根裏の隠し部屋のおもむき。
ビル、入り口、窓、店内、トイレ、
いたるところ70年代仕様で、和みました。



さて、今週末は、家族のお供で関西行きです。
私が子供の頃から、旅行らしい旅行などしたことのない、
myバラバラ家族
段取り確認で早くも兄とケンカごし。
高齢の両親が心配で、といいつつ、自分が一番具合悪いような気も。
後期高齢者に介抱されないよう、なんとか保ちますように。



だんだん暑くなって来ましたね。
皆さまも体調気を付けて。


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切手について私が知っているニ、三の事柄 野望編


今年もおこめつぶの連休は地味に過ぎて行きました。

皆さんは、楽しまれましたか?
それとも、ゆっくりされましたか?


ホビーショウ私はというと、
初めてホビーショウへ
行ってみたり、
(ゲットできた素材→)



シューケット 映画のついでに、
 渋谷のヴィロンで
 シューケットを
 買ってみたり、
(これも初めて買えました)



さくらんぼ
ご近所の
収穫されない
サクランボを
物欲しげに眺めたり、
(もったいなー)



庭仕事の後、
ダリオ草1ダリオ草2
クレマチスのツルでダリオを遊ばせてみたり、
(↑ウ、ウナギイヌ?)


そんな日々でした。




そして連休も明け、
切手について私が知っていること、ついに最終回
野望編です。


野望 1

野望、というかなんというか。
手前味噌ではありますが、
家での切手管理状態も、ありがちな一例として紹介しながら、
切手蒐集、一進一退の昨今を綴りたいと思います。


かれこれ半年ぐらい前でしょうか、
切手市場で10円均一パックを見ているときに感じました。
どのお店も、パックされている切手の年代が、だんだん新しくなってるなあと。
最初はぼんやり思ってたんですが、最近は相当はっきりわかります。

90年代前後の切手の割合が多くなって来ていて、
それより古いものは徐々に姿を消しつつあります。
時間は前へ進んでいるので、それで当たり前とも言えますが、
デザイン、色合い、紙質、どれをとっても
70年代までの切手を好む私としては、
これはちょっと問題です。
80年代以降のものって、紙がテカテカだったり、
印刷技術の進歩か、色味が繊細過ぎたり、
デザインもあんまりピンとこなかったり、なんですよ。

せっかく時間をかけて10円を漁っても、
思ったように収穫が得られない、消化不良の日々…


そんなある日、
多分昨年12月のSTAMP×STAMPワークショップの折だったと思います。
エスケーのお店で店長さんから、
「これ、捨てるんだけど、よかったら持ってく?」と聞かれ、
古いJPS 外国切手カタログをありがたく頂戴しました。

切手カタログ
切手カタログ→、
以前からほしいほしいと
思っていたのですが、
カタログ買う金があれば
それで切手を買う、
という悪循環で。


実際手にしてみると、なんとまあ、その便利なこと!
いちいちネットで検索して調べるのに比べたら、
どんだけ速くて、わかりよいか(辞書世代ですので)。
こ、こんなよいものを、タダでいただいてしまったなんて…
エスケーさん、ほんとにいつもありがとうございます。


切手カタログといえば、本格派の方的には
アメリカのScott(スコット)、
ドイツのMichel(ミッヘル)、
イギリスのGibbons(ギボンズ)
なんかがマストなのでしょうが、
どーしてどーして、
私のようなハリボテ切手ファンには、
日本郵趣協会のカタログで十分過ぎです。

イギリス、ドイツ、スイス・オーストリア、フランス、スウェーデンの
5冊(6カ国)のみですが、まずは熟読
(一部、なにを言ってるのかさっぱりわかんない部分も)、
そして、マイ・コレクションの現状をチェック。

この切手カタログ、残念ながらヨーロッパはこの6カ国版のみで、
女子人気の高い旧共産圏の東欧諸国については、
やっぱり電話帳サイズ(しかも外国語)の
海外のカタログで調べるしかないみたいです。


これまで、そんなにコンプリートにこだわってきたわけでもないので、
カタログでチェックして、どうするか?は置いといても、
すっかりおなじみな切手たちの、全員揃った姿や、
本名、評価額を知るだけでも、相当面白かったです。



で、カタログのおかげで、切手力がちょっとついたこの春、
また、ふと思ったんですね。


古い切手が10円市場からどんどん消えている。
       ×
少なくとも人気の6カ国は、全容を把握した。

 = 揃えたいものを揃えるなら、今しかない。 



切手市場に通い出して4年近くになりますが、
コンプリートにこだわってないのが仇となり、
蒐集途中で放置、または忘却しているシリーズが、
ストックブックにてんこ盛り。
そのほとんどが、記念切手では50〜70年代のシリーズです。
半世紀以上前の切手が10円界から消え失せてしまう前に、
せめてカタログを持ってる国分だけでも、どうにか出来ないか?

長く体調不良が続き、なににつけてもさえないこの頃、
簡単で楽しそうな思いつきで、突然
「やったるぜっ」(拳)
小さな野望に火がついたのでした。



実はおこめつぶ、
切手を買い始めた頃からずっと、あるコードを自分に課しています。
それは、
買った分を整理できないうちは、また買いに行かないというコードです。
よっぽど忙しいとき以外は、
だいたい買ったその日の夜〜翌日に、
さっさと整理・分類して、ブックやパックに片付けてしまいます。
買うだけ買って、
箱やカンカンに入れたままほったらかしではや数年なんて豪胆なことは、
キモの小さい私にはとても出来ません。

私の場合、切手蒐集は表向き「雑貨製作のため」と謳っているので、
きっちり整理して、必要なものをすぐに使えるようにしておかないと、
「ただの物欲だけで買ってるんじゃない」という
自分なりの言い訳がガラガラ崩壊してしまうんですよ。

そうやって今では、
入手・整理・分類の三位一体感が、
この趣味の恐ろしい中毒性の源だと、ひしひし感じてたりして。

ストックブック 家には、
 仮のつもりの
 ストックブック置き場に、
 そのままどんどん増えて行き、
 大小含め、現在15冊ほど。

ちゃんと真っ直ぐ立ってないし。
早くいいブック置き場を見つけないといけませんが、
「安い」そして
「増えてもたいして場所をとらない」
そこがこの趣味の抜群にいいところです。


最初はトピカルや、切手の好き度でブックを分けてましたが、
そんないい加減なくくりではおっつかず、
今は国別となってます。

ストックパック ストックブックに並べる
 ほどでもない切手は、
 トピカルでパック管理。
 これもカビが生えないうちに、
 もっといい管理方法を
 見つけないと。




そんな状況下、
ふと芽生えてしまった野望を実行に移すため、
連休中に下準備を進め、

まず手始めに、
スイス建造物切手(60年代 全38種)
 スイス建造物
(現在の蒐集状況。左のお城切手のほうが女子アイテムっぽいですね)

そして、誰もがその存在を避けて通る
フランス観光切手(46年?〜現在 全貌不明)
フランス観光1
(現在の蒐集状況。うわっ、ひどい画像ですいませーん)

のコンプリートに挑戦してみることにしました。


…我ながら地味な、しかも案外ハードルの高い選択。

どちらも、めちゃくちゃ10円で見かけるので、
「こういうのもいいな」なんて、なんとなく集め出しますが、
種類がめちゃくちゃ多いので、
いつのまにかわけがわからなくなって放置されるパターンの切手です。
そういう意味では、DDR(旧東ドイツ)の建物切手や
スペインの民族衣装切手も同様ですが、
カタログの力を借りればなんとかならんもんでしょうか?
なにはともあれ、新しい挑戦です。


10円ハンターを名乗るおこめつぶですが、
現実に即してやむなく、
スイス建造物切手は、最高30円まで、
フランス観光切手は1980年までのものを、あくまでも10円で探す、
他にもカタログで確認出来た抜けを、50円までなら埋める
と、賢明に予算計画も立てました。


そして、ゴールデンウィークも終盤の土曜、
持っているものを整理したブックを手に、
意気揚々と切手市場へ向かったわけですが。

いったいどういうことになったか?というと……

やり慣れないことをやったせいでしょうか。
野望ダブり
大量の30円ダブりが発生。↑

なぜ?一体どうしてこんなことに??

揃いで持っているベルリンの寄付金切手まで、
持ってなかったと思い込み、購入してるではないですか。
思わず、
おこめつぶ、あんた、バカァ?!
と、懐かしめのツッコミを入れてしまうほどの衝撃でした。


…敗因は、一応わかってます。
現地での作戦ミスです。
アルバムで単片売りをされている、森さんのブースとY&Sさんのブース、
スタイルも価格帯も同じ2ブースをハシゴしてしまったため、
両方で同じ切手を買ってしまいました。
さらに、最近あまり見てなかったドイツとチェコで、
ガンガン記憶ちがいをしてしまいました。
それにしても、
確認用のブックまで持参してこれという、
自分のちゃらんぽらんさに心底がっくりくる結果…


いや、それでも、
野望ドイツ
60年代前半のドイツ寄付金付き童話切手、
オサムショップさんの10円紙付き新入荷と併せ技で、
うまいこと抜けを補えました。全5シリーズ、コンプリートまであと5枚。
ついでに、59年の「星の銀貨」や、
60年ベルリンの「子供達に遊び場を」切手も、初めて手に出来ました。
上限50円って、すごいですね!(10円ハンターのつぶやき)


スイスの40〜60年代寄付金付きシリーズも、
野望スイス
30円までで少し増やせました。
でも、このシリーズ、どれも後半の高額2枚をゲットできる日は遠そうです。
最下段の80年看板切手は、Y&Sさんでオマケ価格でいただけました。
切手市場では、多くのディーラーさんがオマケしてくださいます。



野望気になり
そして、
今回新しく見つけた
気になり切手

オーストラリアの
節電切手や、
ポルトガルの
不思議タッチの
風景切手など。

いくら揃えても、
終わりはこない
のですね。



市場終了後は、
おこめつぶと同じ、午後から出勤の遅がけハンター、Iさんと合流し、一休み。

いただきもの おこめつぶが
 行けなかった
 スタンプショウで
 ゲットされた
 お土産を
 いただきました。

 2枚とも、
 2枚組の片割れで、
 おこめつぶの
 抜けを
 補って下さる
 心優しいチョイス。

78年ブルガリア新年切手と、DDR建物切手。
Iさんのあったかい同士愛に、心から感謝です。

もちろん、こちらからも先の柚子堂さんでゲットした、
ルーマニアの馬とハンガリー刺繍を、無事お渡し出来ました。
お互い、ぼちぼちな半生ハンターとして、
これからも助け合って行きましょうね、Iさん!


おこめつぶの野望(小)、
初陣は自分のテキトーぶりを暴露する、ちょっと残念な結果に終りましたが、
これからどういう展開を見せて行くのでしょうか?
もう自分で自分が信用ならん思いも秘めつつ、
切手に私がついて知っていること、ひとまずこのへんで〆たいと思います。

これからも、切手関係記事を
お楽しみに!とは、ちょっと言いづらい…




ところで、すっかり忘れかけでしたが、
おこめつぶは〈 消しゴムはんこ&切手雑貨のKrabat(クラバート) 〉でもあります。

エスケースタンプ目白店主宰で、Krabatが講師を務める
切手とはんこのコラボ・イベント、
STAMP×STAMP 消しゴムはんこワークショップの
次回開催日が決定しました。

次回は、7月16日(土)です。

暑中見舞い時期にふさわしいはんこモチーフ、展示テーマなど、
エスケー目白店店長さんとただいま相談中。
イベント詳細は、決まり次第当ブログでお知らせ致しますね。
皆様のご参加、心よりお待ちしております。



それから、切手を使った紙雑貨のほうも、途切れず製作中。
しおりnew
こちらは、できたてホヤホヤの切手しおり(乾かし中)。↑

昨年からの体調不良のため、
なかなか販売イベントに参加出来ない状況ですが、
6月、8月と、またまたドールイベントで、
ドール服作家めいりんさんブースに色を添えさせてもらう運びとなりました。


ブライス・コンベンション・ジャパン 6月25日(土) 東京 中野コングレスクエア
  &
Mr.Hoffmann’s Toy Box-(霍夫曼的玩具箱) 8 月 14 日 ( 日 )  国立台湾師範大学


の2イベントで、めいりんさんブースを訪ねられる方がおられましたら、
さしみのツマにぜひ、Krabat作品もご覧になってくださーい。

それから、めいりんさんの個展『Pretty flower garden』が、
5月17日(火)~6月 5日(日)、代官山 Junie Moonで開催されます。
個展に向けて準備怠りない様子は、どうぞこちらから →☆
こちらのほうも、どうぞよろしく!


そしてめいりんさん、
今年もおんぶ&だっこで、あいすま〜ん!


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切手について私が知っているニ、三の事柄 お店編 2

仕事がいくつか来月延ばしになり、
案外のんびりしたゴールデンウィークを過ごしてます。


先日、ダンナが五反田のレコード屋さんで買ってきました。

カレーたいやき〈 鯛うどん 〉
鯛うどん

「ダ・カーポ」という名のレコード屋さんと
「うどん」という名のカレー屋さんのコラボで作っているそうです。

カリカリの生地のなかに、本格キーマカレーがぎっしり。
鯛うどん割り

しかも、「頭から」のルールに従って食べると、
ある意味デザート付きでボリューム満点。

カレーなのか?うどんなのか?たいやきなのか?レコードなのか?
摩訶不思議なおやつをもぐもぐやりながら。


切手について私が知っていること、
たいして知ってるわけではないですが、いよいよ大詰めです。

前回、
心と時間に余裕があれば、
そして運がよければ、
最難関と言われる人気シリーズ切手だって激安価格で集められるんだぞと、
大胆にも主張したおこめつぶ。


続くお店編 2は、
おこめつぶもすっかり常連、
かつ、消しゴムはんこイベントの主催さんとしていつもお世話になっている、
エスケースタンプ目白店 〉 + 〈 エスケースタンプ新宿店 〉を、
ちょっと内情に踏み込みつつ、ご紹介したいと思います。

店編2 1


お店の長い歴史のなかで、いろんな時期があったようですが、
現在、エスケースタンプ目白店は日本切手とコインのお店。
外国切手専門は、新宿店のほうになっているようです。
なのに、なぜか外国切手ファンの常連さん方が、
日々、目白店のまわりをうーろうろ。


そこには、ちょっとした特殊事情があるのです。

以前当ブログでも、
エスケー目白店で遭遇したに関する記事をアップしました。
見逃されている方、こちらからどうぞ。↓

タイトル : 突然炎のごとく


そのときは時間も心の準備もなく、
とりあえず祭の興奮だけ書きなぐってしまいましたが、
改めて、実はこの祭スタイルこそが、
現在のエスケーさんの必殺技、
そして、10円ハンターにとっては、
人気シリーズ切手激安入手の鍵を握る、
最重要ポイントのひとつなのです。

簡単に言っちゃうなら、
目白店は今、日本コイン&切手とは別に、
新入荷外国ものの初出し会場(=祭)にもなっているのです。
今年2月に大量放出された外国切手のアルバム祭は、
こんなボリュームでした。

店編2 棚
奥の棚2つ分のアルバム全部、新入荷で一律1枚30円。

これが、普通に外国切手専門店の新入荷だとすると、
揃い、単片、未使用、使用済みと分けられ、
稀少度、年代、歴史的価値などを考慮し、
カタログ評価額を横に見ながら、1枚1枚細かく値付けされていくわけですが。

エスケー目白店は、(あくまで)日本切手専門店。
加えて、店長さんお一人でキリモリするお店ですから、
専門外の外国は、なるだけ選別作業の手間を省いて、早く品出しするために、
明らかに破格の超有名切手以外は、
いっそ全部30円で持ってけ、ドロボー!となるわけです。


郵便バス切手
例えば、
祭も開始から2ヶ月経ち、
ほぼ残り物だけの状況で、
先日おこめつぶが見つけた
この切手。→


ドイツ1955年発行の、郵便バス50年記念切手。1枚もの。
これを、切手市場のダミーさんのブースで初めて発見したときは、
お値段「200円」で、とても手が出ませんでした。
その後、手持ちのカタログで確認したところ、
評価額1800円となっており、
200円で逃したのが悔やまれましたが、
エスケー祭では、こんなの平気で30円

ドッカーン=3


女子人気の高い、DDRの童話切手小型シートも、
よそでは300〜500円が相場ですが、
  DDR小型シート

エスケー祭では 30円 × 6枚 = 180円

ドカンドカーン=3=3


女子人気の高い外国切手は、大方ヨーロッパの
50〜70年代ぐらいのイラストやデザインの切手。
均一売りから外されることは、まずありません。
しかも、今回のアルバム祭では、
大部分の切手が揃いで、未使用も少なくなかったので、
30円はやむをえない価格でした。



そして、祭が終わる(次の入荷がある)と、
残り物はまとめてサクッとエスケースタンプ新宿店へ移され、
そこでにさらにお値引き価格となるわけです。
母(目白店)から娘(新宿店)へ、受け継がれて行くわけですね、特価切手が。
前回記事で、
「エスケー目白店から移動した10円切手や100円FDCを追いかけて」
新宿店にお邪魔したと書いたのは、実はそういう事情。
祭の終わりは突然で、別れも告げずに移動してしまいますので、
買いもらしがあった場合は新宿へ向かうことになります。
有史以来、まだ誰も底面を見たことがないという、
神秘のマジック10円ダンボール(御神体)も、
今は新宿店におごそかに安置されています。


と、こう書いて来ると、
切手ファンにはまるで天国のようなエスケーさんですが。

ちょっと待った!
天国には「いい人しか行けない」というルールがあるように、
エスケーさんにも、気持よくお買い物させてもらうための、
重要なルールがひとつあります。

それは、アルバムで10円均一、30円均一の場合、
「揃っているものは揃いで買う」というルールです。

揃いじゃないと売ってもらえない、ということはありません。
ありませんが、お店とお付き合いの長い常連のお客さんには
皆さんに浸透している暗黙のルールです。

では、なぜそういったルールがあるのか?


ここで、前々回記事の〈 イベント編 〉を思い出して下さい。
10円パックでよく見かけるような、安価なシリーズ切手にも、
シリーズのうちに決して10円では出ない1、2枚があり、
その1、2枚の単片には、揃いが買えるぐらいのお値段がついている、
という事情を、書かせていただきました。

ということは、エスケーさんの「全部1枚30円」というシステムだと、
よそのお店やイベントでは、
1枚「10円」で手に入るものも、1枚で「数百円」してしまうものも、
どちらも「30円」ということになります。

ちょっと算数の時間です。
例えば、それが5枚組の切手の場合、

バラであちこちで集めるなら、
10円×4枚 + 200円×1枚 = 240円
エスケーさんなら
30円 × 5枚 = 150円

と、エスケーさんのほうが安くなります。

ところがここで、さらに安く買いたい自分本位に考え直すと、
例えば4枚を10円で買って、
最後の1枚だけをエスケーさんで購入となると

10円×4枚 + 30円×1枚 = 70円

となります。
こ、これは、怖いぐらい激安!?

いやいや、これはこちらが得した分、お店が丸損ということです。

というのは、揃ったシリーズの最高額1枚が欠けてしまうと、
もうその価値は半減以下、
あとの手に入りやすい単片は、そのまま売れ残ってしまう可能性も大。
価値の一番高い1枚だけを30円で抜き取られるのは、
売り手側には一番痛い買われ方なのです。

もともと、一律30円を揃いで買っても、
外国切手専門店で普通に買うのに比べれば十分安いお値段だからこそ、
常連さん方は一番高い1枚だけを抜くような世知辛い買い方をせず、
その1枚のために揃いで購入されます。
お店的にも、お客さんとの信頼関係があってこそ、
「みんな、揃いから1枚だけ剥がすなんてこと、しないよね」
という信用があってこその一律30円なわけです。

とはいえ、シリーズから稀少な1枚だけを剥がしていくようなお客さんは、
実際にいないわけではありません。
もしかしたら、そのへんの事情をちゃんと飲み込んでいなかった当初は、
おこめつぶ本人が大はしゃぎで変な買い方してた可能性も…。

私自身も、お店や切手売買の事情を知るに従って、
そのマナーをだんだん了解していった、という感じでした。
でも、考えてみれば、そりゃそうですよね。
相場が数百円の1枚だけでも30円でOKなんて、
商売としてむちゃくちゃでしょう。

今では私も、ちゃんとルールに則って買わせていただいてます。
そして、新入荷のアルバムを見ているときに、
最後の1枚だけがないシリーズを発見すると、
「おお、やられてるな」
と苦笑しつつも(最初から欠けてた可能性もありますが)、
1枚欠けちゃってる以上、そのシリーズは無礼講ですから、
人の食べ残しを漁るハイエナのように、
残りから自分のほしいのだけをウホウホ剥がしてたりして。


幸い、私の場合は揃いで買って、ダブったものを
雑貨作りやショップカード、ラッピングなんかに思いっきり利用するので、
このシステムでも無駄は出ません。

ただ、10円ならばいざしらず、
30円でダブるのはやや心臓に悪いので、慎重にはなります。

店編2 ダブり
痛恨の30円ダブり、
先日分。→
60〜70枚買って、
4枚なら、まあ傷は浅いかと。



ところで、この暗黙のルール、

店編2 10円box ←こういった使用済み10円用
 セルフのプラケースでは、
 まったく関係ありません。
 そもそも揃ってませんし。
 自分のほしいものを、
 ほしい分だけ買ってOK.。


店編2 FDC
バラのFDCも同様。→
ファイリングされていない、
箱入りバラのものなら、
お好きなものを好きなだけどうぞ。



10円ハンターにとって、安く買うことは重要ですが、
安く売ってくれるお店がそれを続けてくれることのほうが、
もっとずっと重要です。
自分もお店も、双方が納得出来るお得感で、
楽しく、長くお付き合いできることが、なにより一番。

気長さと気楽さが信条の10円ハンターとしては、
普段はあんまりガツガツせずに、
「ここぞ!」というときの瞬発力、判断力を養いたいです。


それにしても、長い歴史のある立派な切手屋さんに、
私のような不心得者が気軽に出入り出来るのも、
「切手女子」と呼ばれる女性切手ファンが定着した今だから、
なのかもしれませんね。
道なきところに道を切り開いた女子の先達に感謝です。



さて、エスケーさんに話を戻して、
「揃っているものは揃いで買う」
というルールさえ守っていれば、あとは特にコードはありません。

目白店(母)も新宿店(娘)も、個性的な女性店長さんで、
プライベートではそろって消しゴムはんこやハンドメイドに励む、
手仕事系のチャーミングな方々なので、
切手はもちろん、いろんな話題のおしゃべりも楽しいですし、
郵趣について学べることも多いです。
しかも、「切手の魅力をもっといろんな人に伝えたい」と、
イベントまで主催されるぐらいですから、当然初めての方もウェルカム。
常連のおじさま方のなかには、静かに切手を見たい方もおられますので、
あんまりワイワイやっちゃうとまずい時もありますが、
そのときのお店の空気を読みつつ、
じっくり切手に向き合う時間が過ごせます。



で、最後に肝心な話。
目白店の祭は一体いつ、どういうタイミングで始まるのか?
問題はそこですね。
それがわかれば苦労はしません
わかんないからこそ、常連の皆さんが毎日
お店のまわりをうろうろしてるんですよ。


祭準備の進捗状況は、店長さんとの雑談でよく出ますが、
「だいたいこれぐらいに出せるかな」ぐらいの感じで。
こちらも祭初日の朝一、ドアの前で開店を待つようなマインドで、
鼻息あらく切手を集めてるわけじゃないので、
祭参加はたまたまでいいんです、たまたまで。

それでも、運良く新入荷の品出し当日に遭遇し、
ハンガリー、ブルガリア、スイスなんかの人気シリーズを、
10円均一でがっぽりいただけたケースもありました。

逃した嘆きも一興、得た喜びもまた一興、
目白や新宿でエスケーさんの前を通りかかったら、


人生は(切手)祭だ。一緒に探そう


ってことで。

ゴダールで始まり、フェリーニで終る。
きれいにオチがついたかと思いきや。

切手について私が知っていること、
まだ終りません。すいません。
次回こそほんとに最終回、
野望編です。


…似合いませんね、“おこめつぶ”と“野望”。
こんなぐうたらハンターに、野望なんかあるんでしょうか?
あっても、どーせこめつぶサイズ
それでも、
人並みのスケールに見えるよう、
ブロッケン現象を起こせるかな?


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