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ブロッケン山のおこめつぶ

ゴールデン・カヴァー祭


さて、今回はゴールデンウィークのご報告ですが、
時間制限つきのため、画像攻めギャロップで参ります。

今年のゴールデンウィークは、
コロナ禍がようやく落ち着いて来たようなムードもあり、
どこへ行っても大混雑の予想だったので、
おこめつぶは概ねブロッケン山でじ〜っと過ごすつもりでした。

が、
天気がいいとつい町に出たくなり…
5月1日は急に思い立って、
超久しぶりに町田天満宮のがらくた市へ。
2305町田のウソ
町田天満宮の鷽(ウソ)↑

午後になれば混雑も終わってるだろうと思い、
13時近くにブラッと行ってみたところ、
ガーン。なんでなんで〜!?
2305がらくた市
皆さん、着々と店じまい中。↑
混雑どころか催し自体が、すでに終りかけでした。

「日没まで」をころっと信じた私が甘かった。
でも、いいお天気だし(風ちょっと強し)、
お片付けの様子をのぞきながら、
境内をブラブラするのは楽しかった(買う、買わないのプレッシャー0)
のでよしとします。
14時には開いてる店がほぼなくなっちゃったので、
こちらも鷽を連れて撤収。

純喫茶プリンスや高原書店が閉店してしまってからは、
すっかり足が遠のいた町田ですが、たまに来ると新鮮です。
2305町田土産
地元の名店、
中野屋さんで
ゴールデンなおやつも→
買ったし。

豆大福とすあまと
どら焼き。
ひとつひとつが
小ぶりでお安いので、
いろいろ買えて
うれしい。



ゴールデンウィーク前半は、
町田だけでなく、クラフトの素材探しであちこち経巡ってました。
2305素材集め
クラフト材料も含め、見つけたものいろいろ。↑
鎌倉スワニーさんの激安半端ボタン、たくさん買えてうれしか〜。

Krabatの商品入れ替えでうかがったくんぷう堂さんでは、
世紀末ウィーンのデザイン画ポストカードセット(画像右端)を見つけました。
1990年オランダ印刷。

そんな古いものでもないのに、
残念ながら赤カビがひどくて状態はよくないですが、
大好きなココシュカのポストカードがいっぱい。↓
ココシュカPC1ココシュカPC2

ココシュカPC4ココシュカPC3

ココシュカPC5
 
 すいません。
 傷めないように
 そーっと開きながらの撮影が
 困難を極め、
 歪むわ、テカるわ、
 ヒドい画像ですが。
 
 オスカー・ココシュカ、
 本来の絵画作品は
 また全然ちがうけど、
 ポストカード用の
 版画だけ、
 たまらなくラヴリー。



さて、
ゴールデンウィーク後半の山、
5月の切手市場は、5日・6日の二日間開催でしたが、
私は6日(土)にうかがいました。すると、
予想外のカヴァー祭でわっしょい!わっしょい!
2305市場カヴァー1
オランダ児童福祉切手のFDC(左)はたまに見るものですが、
地引き網のようにこんなに捕れたらもう祭。子供たちがピチピチ跳ね回ってます〜
他にもドイツのグリム童話切手や、ポーランド、リヒテンシュタインなどいろいろ。


カシェも、そして写ってないけど記念印も、
2305市場カヴァー2
凝ったデザインが多くて、うれし〜♡

かと思えば、
スペイン1967〜71年発行、民族衣装切手全53種、未使用フルセットと、
そのうち5種のカヴァーを、同時ゲット。↓
2305市場カヴァー3
スペインご一行さま、おいでやす〜
実は切手とカヴァー、全然別のブースで見つけたんですけど、
なにか因縁を感じてしまう、この偶然。

おまけに
最近立て続けのスウェーデン切手帳(画像左)と、
お初にお目にかかりますイスラエル小型シート(画像右)の嵐。↓
2305市場切手帳
画像中央、スウェーデン1998年手工芸シリーズのミトン切手、
長い道のりを経て、ついに手にしました。

もちろんどれもこれもうれしいんですけど、
激安使用済み単片とちがって
カヴァーや切手帳はそれなりにお値段しますから、
こう大漁が続くとだんだん不安に…
あ、やっぱり最後はサイフ、絶命

それでも、
ゴールデンウィークですし(完全言い訳)、
狙いをつけてきたゴールデンおやつを求めて、甘酒横丁へ
(帰りの電車賃だけは残しといて)。
ゴールデンおやつ1
東京3大鯛焼きのひとつ、
柳家さんの鯛焼き。→

すいません、
撮影前に
尻尾をかじってしまいました
(なので隠してる)。
…もしかしたら、
記憶にあるすべてのたい焼きのどれよりも、美味かったかもしれません。
(ホームタウンの名店、新世界さん、ごめんなさい…)
来月は持ち帰らず、お店の前でアツアツを立ち食いで、決定。

ゴールデンおやつ2 それから、もひとつ。
 先月に引き続き
 今月も切手市場で
 ご一緒出来た
 madelineさんご夫妻から、
 手作りゴールデンおやつの
 お裾分けがありました!
 
 ←はりねずみの
 レーズンサンド。

かわいいやら、美味しいやらで、もうどうしましょう?!
と乱れる思いでいただきました。
madelineさん、いつもほんとにありがとうございます!
切手も鯛焼きも、またぜひご一緒しましょうね〜♪



連休最終日は土砂降りに負けず
クラフト先輩方と自由ヶ丘でランチでした。
美味しい食事と楽しいおしゃべりで、今後の英気を養う一日。

私は勤め人じゃないので、
普段と別に変わらないとも言えますが、
やっぱり連休はなんとなく、気持ちウキウキするもんです。
とはいえ、なにをするでも、なにもしないでもなく、
ウキウキとそのへんをうろうろしているうちに、
今年も連休が終わって行きました。
毎度この10日間、はえ〜…



ところで、
おこめつぶは今週末からしばらく(1週間ぐらいかな?)、
実家の片付けのためブロッケン山を離れることに。
なので、大急ぎのblog更新でした。
留守の間、
いただいたメールやコメントへのお返事が滞ってしまいますが、
山へ戻ってから拝読するのを楽しみに行ってきますので、
どうぞよろしくお願いいたします〜。


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切手バカ一代



マンションの大規模修繕工事終了後、
ブロッケン山の放置庭は土カッチカチ、庭木も多年草もボロボロガタガタですが、
唯一元気に咲いてくれているのがスズラン。↓
2304すずらん
可憐にしてたくましいお姿。今年はちょっと早めに咲き出しました。


さて、
毎度すごいタイムラグでお贈りしてますが。
今年もスタンプショー at 浅草
血湧き肉踊る切手祭3days、おこめつぶは初日に行ってきました。↓
2304スタンプショー釣果
こちら、血湧き肉踊った結果の渦。

切手バカ一代
 私の場合、
 初日のみ
 しかも
 午後からの
 短期決戦なので、
 一瞬の気合いが
 勝負の別れ目。

 もー、
 入場時は
 ←こんな気合い。

 つのだ先生の
 熱血キャラと
 おこめつぶ実物、
 見た目に
 親和性あり。
 いや、マジで。


スタンプショーももう10年近く通っているので、
だいたいの目算というか、どちらのブースでなにをどう見るか?
作戦は毎回それなりに立ててます。
気合いは十分なものの、
思ったような成果が上がらないと後がつらいので、
あんまり捕らぬ狸は数えないようにして、
まずは冷静に、〈お楽しみ抽選会〉で運試し(後にまわすと忘れる)。

くじ運ないので、
当然いつものミルキー(まあ、ハズレ)がもらえるはずが↓
抽選会でGET
なぜか景品ランク真ん中ぐらいのポップアップ・カードが当たりました。
運をつけたような、無駄に使ったような、
なんか微妙なスタートだな〜と。

その5分後に
スウェーデンの切手帳、特価均一売りの箱、発見。↓
2304スウェーデン切手帳
特価といっても切手帳ですから、そうたくさんは買えるわけもなく、
選びに選んだ結果こんなもんで(特価なので年代が微妙に古い)。
第1レースにいきなり突っ込んでしまった気分…。


見渡せば会場は〈切手バカ一代〉だらけのありさまで、
皆さんの腰にしめた黒帯が見え始め(私のは黄色ぐらい?)、
「♪おっとっこーが、いっのっちー」
オ、オープニングテーマの幻聴までが…

外国切手が中心のブースは限られてるので、
腰を据えて掘っていると、
まわりがよその切手イベントと同じ顔ぶれになっていることもしばしば。
お互い顔だけしか知らないんですが、
右のおじさま、左のおじいさま、
「あ、こんにちは。いつも切手市場でお隣ですね〜」
を繰り返すことに。

ここで、
勝手がよくわからないビギナーの女性切手ファンの方々に、
ひとつコツをお教えしますと、
おじさま方が群がっている場所を狙え
蜜蜂が花のある場所を知ってるように、
おじさま方はいい切手が安くでたくさんある場所を、ちゃんと知ってらっしゃいます。
(その場所は、もちろん毎回ちがいます。)
黒帯の方々がぎゅうぎゅう詰めで黙々と掘っている地帯は、
宝の山と思ってまずまちがいありません。

この日もそんな感じで、
さっそくおじさまの群れに擬態していたらば、
長年探してはいたものの、お値段的にほぼ諦めていた
チェコスロヴァキア1962年のプラハ切手展シリーズ、まさかの発見。↓
2304チェコFDC1
技あり、一本!
同年ツバメ切手のカヴァーも同時遭遇〜
まあ、激安カヴァーですから、どれもさすがに状態はイマイチ。
でも、この際そんなことはどーでもよくなってます。

FDCのカシェもカワイくて、しばしジ〜ン…
2304チェコFDC2
浅草、いつもすごく遠く感じるけど(基本出不精)、
それでも来た甲斐がありました。


さて、
大物を釣り上げて一旦落ち着いた後も、
終了まではまだまだ時間があったんですが。
あれあれ?
さっきまでの気合いはいずこへ…
チェコのFDCがうれし過ぎて、攻めの姿勢が胡散霧消。
自分のなかで切手祭がすっかり終わってました

「いかん、ここで満足しては。最後にもうひと暴れ…」
と思いながらも、
お腹はすくわ、眠くなるわで、粘りが全然湧いてこず。
研究会ブースをブラブラめぐって和んだり、
会場で出会った切手メイトとお喋りしたり、
果ては、切手女子の交差点
郵趣サービス社の〈かわいい切手〉カゴを
幕間のつもりでつついているところに、蛍の光が流れて来ました。
しめたつもりの黄色帯に恥ずかしい
こういう瞬間、歳を感じます…

それでも、次の切手フェア用に↓
2304かわいい切手釣果
女子定番セットがこれぐらいは整ったので、よしとしたいと思います。


この日、会場でお会いできた切手メイトは、
ドール服作家のめしめし&ぺちさんと、古い切手仲間のOさん。
皆さん、お互いお疲れっした!
後半サボったおかげか、
イベント終了後にも珍しく元気が残っていて、
お買い物やお茶で浅草も満喫。
会場でがんばり過ぎないのも、案外いいかもしれません。

そんな感じで
2023年もスタンプショー、無事終了
今年も行けてよかった。



そして現在、
ゴールデンウィークまっただ中です。
スタンプショー後のブロッケン山では…

お隣さんから、筍をいただきました。↓
2304筍
近所でとれたものだそうで。ブロッケン山の所在地は、ほんとに軽く山なので。
さっそく茹でて、お刺身、メンマ、鶏肉の含め煮と、いろいろ賞味。
大変おいしゅうございました。

それから、
ルイ・マル監督
ジャン=ポール・ベルモント主演『パリの大泥棒』を観ていたら↓
パリの大泥棒DVD伝説の大泥棒
(服役中)の
カノニエ役で
ピエール・
エテックス
を発見、
初めて声を
聞きました!

監督主演作は
基本サイレント
なもので。

それが、もう強烈なダミ声で…。
「もしやそこも役作り?」って気がしておかしかったです。
知らずに観たので、なんか得した気分(ルイ・マルやベルモントはどこへやら…)。


そして、Krabatの作業机では、↓
2304作業机
なにかが激しく進行中。

この連休中に、なにをどれだけやれるのか?が、
今年後半の動向を決定しそうです。


ではでは皆さま、
引き続き楽しいゴールデンウィークをお過ごしくださーい。


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さかさま鳥クロニクル


クロニクル(年代記)って話でもないんですが、
某有名小説のタイトルに引っぱられました。

で、
こいつがさかさま鳥。↓
さかさま鳥
ある事情で、勝手にそう呼ぶようになりました。
今回は、4月切手市場での釣果に絡めて、
この鳥のエピソードをひとつ。


チェコスロヴァキア1959年発行の野鳥切手シリーズは、
チェコスロ50〜60年代切手ではすっかりおなじみの
挿絵画家カレル・スヴォリンスキーによる味わい深いデザインで、
女性切手ファンに人気のシリーズです。
キツツキ、シジュウカラ、ウソ、カワセミ等、全7種。↓
チェコ59鳥切手
線画と部分彩色のバランスが絶妙、素朴な手書き文字にもグッとくる
女子必携のセット。


おこめつぶももちろん大好きで、
自分のコレクション分を揃えたあとも
お値打ち価格で見つけると、
素材とか切手フェアの仕入れとか、
なにかと理由をつけて買ってしまうシリーズなんですが。

コロナ禍に入る直前ぐらいの
あるとき、ある切手屋さんで
小さいグラシン袋に入った特価品を発見。
数枚重なっていて、袋に通しのスコット番号も入っていたので、
てっきりフルセットだと思い込んで購入。
家へ帰って確認したら、40h(ハリアー)だけ抜けてました

「あー、そういうこと」と思いつつ、
こっちも自己責任価格で買っちゃってるので、
決して文句が言える立場じゃありません。

ほどなく、別の機会にまたグラシン袋入りのセットを購入。
やっぱり40hだけ抜けてました
このときは先に確認して、「まあ、いいや」ということで。


なにが「そういうこと」なのか?
なんで「まあ、いい」のか?

やや深煎り外国切手ファンの方ならおわかりかと思いますが、
この野鳥シリーズ7種のうち、
〈40h〉だけポーンと評価額が高い = 発行数が少ないんです。
なので、
私が見つけたような〈40h〉抜けセット、
〈40h〉が最初から入ってなかったのか、
どこかで誰かが〈40h〉だけ抜き取ったのかはわかりませんが、
こういう状態のものは決して珍しくありません。
とはいえ、
野鳥シリーズの〈40h〉ならまだ軽傷。
安い使用済みのバラ売りでも補充出来ないことはないので、
単片を気長に探せばいいやと思った次第で。

額面の「40h」に加えて、念のため絵柄の特徴を
「頭が下を向いてる、さかさになった鳥」→「さかさま鳥
と頭に叩き込んで、
ユル〜く捜索を開始したのが確か数年前でした。
(ちなみに、鳥は「ゴジュウカラ」だそうですが、実物が思い浮かばない…)
でも、
数が少ないから高い、高いから抜けてるわけで、
それを2枚も見つけるには、粘り強くやらないと…。


 と、ここで
 おこめつぶが切手店やイベントで粘っている月日の時間経過を、
 チェコスロ切手トリビアで埋めてみましょう。
 (モンタージュで、ちぎれて行く日めくりカレンダーを想像してください。)

シリーズ切手のセット内で、1種だけ(あるいは数種)ポーンと高いのは、
チェコスロヴァキア切手に限りません。
どの国のどんな切手シリーズであれ、
高い額面の切手のほうが発行枚数が少ないので、
カタログ評価額も額面なりで、最後の1種が高くなるのが普通です。
それがチェコスロ切手の場合は、
なんか途中の微妙な額面がポーンと高くなってることが多くて、
それを「なんとか」ってちゃんとした言い方があったんですが、忘れちゃいました。
とにかく、どれが手に入りにくい1枚なのか、見当がつきにくい。
そういうものの実例を、いくつか挙げてみると…

(以下、小さい画面でご覧の方には見にくいかも。ごめんなさいね)


1956年発行 プラハ音楽祭記念 モーツァルト切手シリーズ↓
チェコ56モーツァルト切手
これでは
〈40h〉の
ヤング・
モーツァルトが
最高価格。
使用済みでも
1枚4ケタ
なので、
とても
手が出ません。

コンプリート
は最初から
諦めとく
シリーズ。


 画像に写っているカタログは2000年のMICHEL(ミッヘル)で、
 切手の画と説明の下に、
 額面順に1種ずつ〈未使用〉〈使用済み〉の評価額が書かれています。
 時期的に通貨単位は、おそらくもうユーロか?ちょっと定かでないですが、
 現在の日本円に換算しなくても、
 適当に倍率で見れば、1種だけドーンとケタがちがうのがわかります。


1955年発行 生物切手シリーズ↓
チェコ55生物切手
こちらは
最高額面の手前
〈1Kcs40h〉
アゲハチョウが
ガーンと
来てます。

ヤング・
モーツァルト
よりは
こましながら、
これも
諦めとくシリーズ。



1980年発行 切り絵切手シリーズ↓
チェコ80童話切手
これは
女子人気が
高いシリーズ。

〈4Kcs
 (コルナ)〉
のライオンが
最難関。
最高額面の
踊る女の子5枚
にライオン1枚
出るぐらいな
感じでしょうか。
でも、バラでも
コンプリート可能。



1956年発行 チェコスロヴァキアの輸出品切手シリーズ↓
チェコ56輸出品切手
最低額面の次の
〈45h〉
ガラス工芸品が
なかなか
出ないんですね。

こういうのは
発行年も
古いので、
1種ずつ探すより
フルセットで
見つける方が、
断然楽でお得な
気がします。



というように、
私のチェコスロブックも空欄が多いです。
でも、
使用済みのバラで探す人間は「揃うも八卦、揃わぬも八卦」が基本の構えなので、
なかなか見つからなくてもムキにならないのが肝心かと。
今回のお尋ね者、さかさま鳥は、
評価額がその他の鳥の5〜6倍、というところなのですが、
この4月の切手市場にようやくツキがありました(日めくり、終り)。


毎度午後からユルユル参加で綿商会館に着いたところ、
会場に向かうエレベーターで、
偶然ディーラーのSTさんと一緒になりました。
STさんのブースは切手の量もお客さんの量も、
毎月あまりに壮大なスケールなので、
いつも人が引けて来る遅い時間に見せていただくことにしてるのですが。

エレベーターで、
「今月はストックブックの初出し在庫をたくさん持って来ましたよ」とうかがって、
偶然の流れになにやらピン!とくるものがあり、
たまには行動パターンを変えて、先にそのブースにお邪魔することに。
すると、
そこにあったじゃないですか、野鳥たちの楽園が!

しかし、
ここが思案のしどころ

ほしいのはさかさま鳥の〈40h〉だけなんですが、
せっかく全種揃っているところから、私が〈40h〉だけ抜いてしまうと、
次の人がまた〈40h〉を探す旅に出て、見つけたら〈40h〉を抜いて…
という繰り返しになってしまう。ムムム…
出来ることなら、ストップ・THE・負の連鎖
「見つかってくれてありがとう!」の気持ちもこめ、
チェコスロ59年の野鳥シリーズ、そこにあるだけ全部いただきました。
(ちなみに、均一売りの切手でも、
 全種揃っているセットから高価格の1種だけを抜いたりするのは、
 切手店では御法度です。切手市場ではあまり気にされてないようですが。)

東南アジア圏の仏教国では、
カゴの小鳥を放つことで徳を積む、
という習慣(というか観光客相手の商売?)がありますが、
こちらは小鳥たちを一網打尽につかまえて、心が晴れやかに。
地球にも、自分の来世にも、なんとなくいいことした?
余分な小鳥たちの一部は、
その日ご一緒していた切手ビギナーのmadelineさんに、
さっそくお分けしたりして。
おこめつぶもいつかおこめ仏(ぶつ)になるんだから、徳はどんどん積んどかないと。

おかげさまで、使用済みフルセットが3つも出来ました。↓
チェコ鳥切手3セット
これらがまた、
krabatの切手フェアや企画展参加時に登場します。お楽しみに〜


ついでに
小鳥たちと一緒につかまえてきた、生物切手のセット群。↓
2304市場釣果1
生物トピカルのストックブックってことだったんでしょうね。
どのセットもたくさん重なってますが、
おそらくフルで揃ってるのは半分以下だと思います。

ストックブックって基本、
リーフに貼り込む前の、
集め途中の切手をストックしておくためのものなので(名前のまんま)、
フルセットで保存されていることは、実はそんなに多くありません。
ストックブックはいろいろランダムに見られて楽しいですが、
シリーズをもらさず揃えたい人は、
リーフで見つけるほうが無難かと思います。


それから、
今月の卵(イースター)と猫。↓
2304市場釣果2
タイのシャム猫切手(1971年 右)がやっと揃いました。シブい♡
初ゲットの卵(左)はクロアチアとフィンランド。
フィンランドの1枚は、卵のカゴとうさぎ部分がキラキラエンボス加工になってます。
今年のイースターは4月9日ということで、復活前祝いの卵でした。


それから、
思わず買ってしまった切手、いろいろ。↓
イタリア地方切手?
アイルランドのパンダ(いるのか?)、チュニジアの穴掘りおじさん、
パラウのシュモクザメなど、初めて見る切手ばかりでよくわかりませーん。
それと画像下段、
「1908」「シシリア」「カラブリア」と書かれた三角切手(連刷&破れ)。
どうやら、第一次世界大戦以前のイタリア地方切手のようです。
地方切手といえばドイツばかり気にしてましたが、
イタリアもいい、いいぞ。これから取り憑かれそうな予感…


という感じで、
4月の市場も楽しくクリアして来ましたが。
今月はもうひとつ、
21日(金)〜23日(日)にスタンプショウが浅草でありますね。
おこめつぶも、初日の金曜にぶらっと午後から見物する予定です。
会場で気づかれた方、よかったらぜひお声かけくださいね〜
(とても話しかけられない、テンパった形相かもしれませんけど。)


さて、
いよいよポカポカ陽気の季節です。
ご近所藤 先日、
 選挙投票
 の後に、
 あまりに
 いいお天気
 なので
 ブラッと
 散歩。

 ご近所の藤、
 ←満開。
 
 皆さん、
 通りすがり
 の撮影会に
 なってました。


ダリオのお気に入りフカフカ毛布も↓
ダリオ毛布
そろそろ片付けないとね(すでに見るだけで暑い)。


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サクラクライ



すっかり春ということで、
時節柄、どうもこういう画像になっちゃいます。↓
2303桜満開
近所の桜を、どんより曇り空から雨がパラパラ来るなかで撮ってみました。
だから暗い…。
2303曇り桜
幽玄桜、嫌いじゃないですけど。
皆さん、もうお腹いっぱいぐらい見られてますよね、こういうの。

年に一度の桜ウィークだったのに、
ずっとお天気が思わしくなくて残念でしたね。
私もぶらぶらできたのは雨模様の日だけで、
シルバーグレーな画像ばかりになってしまいました。

1日だけ、
快晴のお花見日和がありましたが、
2303出先 その日は
 あいにく
 耳鼻科の
 精密検査で
 みなとみらいの
 病院へ。

 なのですが、
 晴天の桜が
 気になって
 気もそぞろ…。


検査が早めに終わったので、
このまま帰るのはもったいないと思い、
急遽、みなとみらいからドーン!と都内へ出掛けることにしました。
途中、
中目黒の駅からのぞいた目黒川沿いの桜は、
案の定、黒山の人だかりで、さながらピンクと黒のエクスタシー…


で、着いた先は三鷹

2303合田佐和子展目指すは
三鷹市美術
ギャラリーで
開催中の
合田佐和子展
でした。→

これもまた、
会期終了間際の
駆け込み鑑賞。
いつも
終わってしまった
情報ばかりで
恐縮です。

ヴェロニカ・
レイクの
ポートレート、
いいなあ。


合田佐和子さんは60〜70年代サブカルチャーを背景に、
独自のビザールな作品世界を展開し、
商業広告や舞台美術でも活躍された画家/アーティストです。

最近、私が行くような展覧会では写真撮影可が多いので、
blogの話題に困るこの頃、バンバン撮って紹介するつもりだったのですが、
今回は残念ながら撮影NG。


それならそれで、
自宅の本棚から合田さんのイラストカヴァー古本を抜いて来て、
即席ブロッケン・ギャラリー

今はなき教養文庫の、牧逸馬氏著『世界怪奇実話』シリーズ↓
2303自宅展1
この文庫シリーズ、展覧会でも参考展示されてました。
美術館級お宝本?(なわけないです、知ってます)

こちらは、角川文庫 唐十郎作品集↓
2303自宅展2
リタ・ヘイワース、クラーク・ゲイブルなど、
ハリウッド・スターをモチーフにした作品原画はたくさん展示されてましたが、
コラージュ作品をもっと見たかったなあ。

ともあれ、
60年代アンダーグラウンドの香りがムンムンでした。
さすが、これが昭和のお耽美クオリティー。
作品に似合わず、ご本人はあっけらかんとした明るい方だったという
娘さんのお話も面白かったです。



展覧会を無事鑑賞し終わって、
せっかく三鷹まで来たんだから、ぜひご当地駅前純喫茶を、
と思い
喫茶リスボンへ。↓
リスボン
ポルトガルのリスボンとは、おそらくなんの関係もないんじゃないかと。
いや、わかんない。
聞きたかったけど、お店の回転速過ぎて(マスター、超多忙)無理でした。

こちらはオールド・タイミーな純喫茶というよりも、
とにかく余計な飾り気なしの超シンプル、
タイムレス&良心的な喫茶店でした。
リスボン2お値段までも
タイムレス。→
ブレンド
コーヒー
1杯380円!

もしわが町に
気軽な駅前喫茶が
出来るなら、
エ○セルシオールや
カフェ・ド・ク○エ
より、
絶対リスボンが
出来てほしい。
(どれひとつない)



そしてまた、
せっかく三鷹なんだから
玉川上水 太宰さん縁の
 ←玉川上水
 
 たまたま
 駅前でぼんやりしてて
 気づきました。

 最後は
 文学散歩に早変わり。
 
 三鷹、
 遠かったけど
 思わぬお出掛けを
 楽しんだ
 春の一日でした。




ところで、
もう一昨年の話ですが、
おこめつぶが突然、
10インチのアナログレコードに取り憑かれたことをご存知でしょうか?
 その頃のblog記事(タイトル:オサメ・ムーチョ前後)はこちら → 

「こんなカワイイもの、
誰も知らないなんてもったいない!」と思い、
レトロなカヴァーアートを〈飾れるレコード〉として、
Krabatのヴィンテージアイテムにフィーチャーしたり、
当blogで10インチの来歴(?)を紹介したりしておりましたが。
商品としては突飛過ぎたようで、
あれこれ立てた作戦も虚しく不発に終わりました。

しかし、
その後も個人的には相変わらず気にしてまして(だって好きだもん)。
最近、またカワイイのを発見。↓
230310inch new
左:レナード・バーンスタイン作曲のバレエ『ファンシー・フリー』52年盤
右:ジョージ・ガーシュウィン作曲のオペラ『ポーギー&ベス』53年盤

どちらも20世紀のアメリカを代表する作曲家の舞台音楽ですが、
古い盤は分厚いので、音がいい〜♪
それはさておき、
ちょっと地味ながら程よいレトロ感の水兵さん&天使ジャケ。
水兵さんジャケは、
『錨を上げて』や『踊る大紐育』のような
ジーン・ケリーのラブリーなミュージカル映画を思い出しますね〜。


ブロッケン山では
マンションの大規模修繕工事がそろそろ終りに近づき、
先週ようやく足場が外されて、日の光を取り戻しました。
明るいって大事ですね。
新入りの10インチ・レコードを愛でながら、しみじみ実感。
クラフト作業も、
これではかどるようになるかな?どーかな?

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春は花切手


急に暖かくなってしまいましたね。
それはそれでうれしいことですが、早くも桜の開花が気になる季節…。

日々の買い物の道すがら、近所の公園をのぞきたい気分にもなり
2303花散歩1

2303最初の桜 ↑花芽が膨らんで
 ほんのり色づいてました。
 本格的な開花まで
 もうしばらく。(3/17現在)

 ←気の早いヒトが
 チラホラきてるのを発見。
 曇りの日の夕方で
 ちょっと暗いけど。

2303花散歩2
空き地の地面は→
すっかり色づいてました。

今回は
春っぽい空気を吸いながら、
3月切手市場の釣果に絡めて
最近のKrabat(クラバート)
の動きをご紹介。



いつもお世話になっている
鎌倉のヴィンテージ&クラフト雑貨店〈patrone〉(パトローネ)の店主さんは、
大の植物好き。
店内のディスプレイやインスタ画像に止まらず、
季節の企画展でもよくお花や植物に絡めた催しをされます。

そこで、おこめつぶも考えました。
春なら花の切手、いとおかし。
今年の春は、紙の花たちにもお店を飾ってもらいましょう!

で、
春の花切手コラージュセット(色別5色×2)↓を
2303切手コラージュ花
せっせと製作、先日patroneさんに納品しました。
百花繚乱 on paper
春仕様のお店でリアル生花と一緒に、ぜひお楽しみください〜♪


…あれ?なんかもっと出来そうかも。
なんか春だし、やる気がモゾモゾ出て来たような。
patroneさんへの切手納品も久々ですし、
ここは花切手フルセットでもひとつ盛り上げとくか!
という気になり、
3月の切手市場で一計を案じてみることに。

どんな作戦かは企業秘密、
とにかく策を弄した結果
↓溢れんばかりの花盛りに。これ、マジで一度にそろいました。
2303花切手満開
最近見る機会が少なくなって来た、
50〜60年代東欧の花シリーズ切手、あれこれ私も久しぶりに入手。

予想を越えた収穫で、狙った本人もちょっと唖然。
まだまだ、あるところにはあるんですね。
あちこち探し回った甲斐がありました。


現在、
昨年に続き外国切手フェア〈切手遊山 '23〉も構想中なので、
全部を出すわけには行きませんが、
冬に蓄えていた、植物モチーフのフルセット商品↓
2303切手納品P
これらと一緒に、
釣りたてホヤホヤのフルセットから↓
2303追加納品
ミッドセンチュリー感漂う花切手も、ちょっとだけpatroneさんへ。
気になる切手があれば、この機会にぜひ!


方や、同じく鎌倉の
〈古書アトリエ くんぷう堂〉さんへは、
売れ筋、外国切手しおりをそろそろ納品予定。↓
2303切手しおりkp
3月末ぐらいになるかと思います。

くんぷう堂さんでは、
外国古切手づくしの〈切手遊山 '23〉
(推定)夏までには開催する心づもりなので、
そろそろ店主さんと本気で相談しないといけません。
桜が咲いてるうちには鎌倉に行ってこようっと!


さて、
花切手以外でも、3月の市場はわりと大漁御礼でした。↓
2303市場釣果1
こっちはまだ全然整理出来てませんが、
自分のコレクション用切手で、デカした感あったもの。↓
2303市場釣果2
スウェーデンの国立公園切手(90年・右上)や気象切手(90年・右下)、
まさか未使用フルセットでいただける日が来るとは…。
エストニアのポストにゃんこ切手(左上)は、額面割れを、これぞ棚からぼた餅でした。
それから、
最近なぜかパウル・フローラの切手(左中)によく出会うので、
集めるともなしに集め始めた感じです。↓
パウル・フローラ切手パウル・フローラは
オーストリアの
風刺画家で、
20世紀
中葉から
新聞挿絵などで
活躍した
アーティスト。

軽いタッチの
ペン画に
淡い彩色、
漂うユーモア、
風刺画とはいえ
お品がよろしい。

どの国でどういう切手が出てるのか、全貌はこれからゆっくり調べまーす。
実はこの人、私も数年前に切手で初めて知ったアーティスト。
日本にはあまり紹介されてなくても、
本国や周辺国で人気の人物、風物、カルチャーなどを直にキャッチ出来る、
これも外国切手ならではの楽しみですね。



と、
切手だけ見てると順風満帆なブロッケン山ですが、
水面下の実生活では2月の終りに最後の親知らずを抜き、
傷口の治りが遅くて、歯医者通いが長引いているうちに、
3月に入って、
ここ数ヶ月おとなしくしていた耳鳴りが大音量でカムバック
とても春爛漫に浮かれる気分ではございません。
口と耳を押さえて、イワザル・キカザルみたいな私。
そのスタイルで確定申告をすませ、
歯医者と耳鼻科、W通いの現在です。
季節の変わり目は、必ずなんかありますね〜

2303花散歩3
 そんなこんなで、
 「やる、やる」
 と言っては
 一歩進んで
 二歩さがってますが、
 ←コンクリートを
 割って満開
 菜の花を見習って
 ここから
 がんばりまーす。



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